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三善晃『レクィエム』歌詞

※検索のために

誰がドブ鼠のようにかくれたいか!
誰が肩と膝とモモネを腫らし
しびれた眠りを削って銃を磨きたいか!

――上野壮夫「ラッパよ鳴るな」

・・・・・・
シカシ、ヤッパリ殺シテイル
歯ヲ食イシバッテ殺シテイル。
甚太郎オジサン
殺サンゴトシナサイ
殺サンゴトシナサイ
・・・・・・
コレハ、ドースレバヨイカ
ドンナコトヲスレバヨイカ
・・・・・・
甚太郎オジサン
ドースレバヨイカ
ソレヲ山東カラ書イテヨコシテクレ
ザンゴーノ中カラ
・・・・・・
カチカチ フルエル手デ
血ダラケニナッタ手デ
・・・・・・

――三好十郎「山東へやった手紙(3)」

・・・・・・
それはそんな古いはなしではない
おとなしい象はどうして殺されたか
・・・・・・

――秋山清「象のはなし」

・・・・・・
おお
顔をそむけるな母よ
あなたの息子が人殺しにされたことから
眼をそらしなさるな

――中野重治「新聞にのった写真」

・・・・・・
コットさんはいう。
―冬がすめば、春がきますよ。
・・・・・・
米ありません
薪ありません
・・・・・・

――金子光晴「コットさんのでてくる抒情詩」

・・・・・・
あきらめてください。泣かないで下さい。
お父さん、お母さん、
時ちゃん、敬ちゃん、さようなら。

――信本広夫 二飛曹

泣いて下さいね。
やっぱりあんまりかなしまないで下さい。
私はよく人に可愛がられましたね。
私のどこがよかったんでしょうか。・・・・・・

――林市造 海軍少尉

お父さん、お父さんの鬚は痛かったです。・・・・・・

――上西徳英 一飛曹

房姉さんにもらった桐の木は大事に育てて下さい。・・・・・・

――松永篤雄 二飛曹

・・・・・・死せる我が名を呼び給うな。

――小薬武 飛曹長

・・・・・・
ああ あなたでしたね。
あなたも死んだのでしたね。
・・・・・・
西脇さん
水町さん
みんなここへ戻って下さい
・・・・・・
どのようにして
死なねばならなかったか
語って
下さい。
・・・・・・
行かないで下さい 皆さん、
どうかここに居て下さい。

――石垣りん「弔辞」

これを食べてください
あなたの口でたべてください。

あの土に植えました
あの土に芽をだしました
・・・・・・

――黒田喜夫「黍餅」

人が死ぬ
その
世界の
ひの中に
わたし一人いる
そして、
わたしもしぬ
世界にはだれもいない
ただ
かじが
きかいのように
もうもうともえていた

――田中予祐子「ゆうやけ」

たまきわる いのちしななむ ゆうばえの
ゆるるほなかに いのちしななむ

――宗左近「夕映反歌」

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Comments

はじめまして。伯父と同じ第九銀河隊のメンバー信本広夫二飛曹を調べていて、こちらへたどり着きました。この文は特攻前日の1945年5月10日に書かれたものかもしれませんね。私の小さなサイトへお訪ね下さい。他の方々の事も少し書いてあります。

Posted by: 深井 | February 27, 2009 at 10:54 AM

深井さま、ようこそいらっしゃいました。三善晃の「レクイエム」はお聞きになりましたか?もしかすると遺族や関係者の方にはピンとこないかもしれませんが、私のように周囲に戦死者がいなかったものにとって、戦争で何が起こったのか、感じ取るきっかけになるものでした。機会があればお聞きください。また、ブログなど拝見しました。戦争体験はもっとウェブで見られるようになってほしいですね。

Posted by: 千本濱フック | March 17, 2009 at 01:52 AM

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