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ベルリンフィルと子どもたち

ベルリン・フィルハーモニーが、音楽監督のサイモン・ラトル(ガラガラ)と契約を2018年まで延長したという。ラトルの指揮がどうとかいうのは、なかなか評価が難しい。うならされるところは多いのだが、そのスタイルがどういう思想に基づいているのか、よくわからない(なんとなく、ネオ・カラヤニズムのような感じもする)。たぶん音楽の天才なのだろう。

ラトルが音楽監督になってから、確か2005年くらいに「RHYTHM IS IT!」という映画が作られた(日本語版「ベルリンフィルと子どもたち」)。煙草を吸ったりキャンディをなめたりしているベルリンの(やる気のない)子どもたち250人にバレエを教え込んで、ベルリン・フィルと共演させるのだ。その企画と、映画にも出てくる巧みな指導力には、本当に感心させられた。

そして、ここでも音楽はストラヴィンスキーの「春の祭典」だ。冒頭のファゴットが、あんなに美しく歌った演奏は初めて聴いた。サン=サーンスが「楽器の使い方を知らないヤツの曲は聴きたくない」と言っていきなり席を立った、あそこだ。・・・そこは好みだ。確か楽譜には、最初の音は四分音符にフェルマータが付いただけのものだったと思う。たったそれだけの記号に、なんと多くの人たちが多くの表情を付けてきただろう。

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