スカイライナー2態、または文字など動画(音楽の実現)の余白を埋めるしか能がない
チャーリーと言えば、バーネットだ。チャーリー・バーネット。チャーリー・バーネット楽団(Charlie BARNET & His Orchestra)のリーダーにして、サキソフォン奏者。レパートリーは「チェロキー(Cherokee)」が有名だが、僕が好きなのは「スカイライナー(Skyliner)」の方だ。半音階的な奇妙なメロディがスピード感たっぷりの、ビッグバンドの名曲。
で、この曲をアカペラで忠実にコピーしたのが、ディー・ツヴァイ(DIE TWEI)の「スカイライナー(Skyliner)」なのである。完全コピーしているはずなのに、輝かしさが失せてドロドロしてくるのが、なんともドイツ人のしわざらしい。
で、ディー・ツヴァイの「スカイライナー」は、チェリーレッドレーベル(Cherry Red Label)のLP時代の名盤オムニバス「ピローズ&プレイヤーズ(Pillows & Prayers)」の第2弾となる「ピローズ&プレイヤーズⅡ(Pillows & PrayersⅡ)」に、クリネックスのCMにも使われたジェーン(Jane)の「イッツ・ア・ファインデー(It's a Fine Day)」などとともに収録されていた。
でも、その後に出た何枚組かのCD「ピローズ&プレイヤーズ」や、チェリーレッドレーベルのボックスにも、ディー・ツヴァイの「スカイライナー」は入っていなかった。そもそもⅡのLPは、日本でしか売り出されていなかったらしい。たぶん、チェリーレッドがオムニバスを作るときに、他のレーベルから借りてきたアーチストだったのではないか。またはインディーズかも。
もちろん、モノクローム・セット(The Monochrome Set "Eine Symphonie Des Grauens")とか、
エブリシング・バット・ザ・ガール(EBTG)とかもよかったのだが、ディー・ツヴァイから受けた影響は大きかった。それからしばらくは、「あらいぐまラスカル」(渡辺岳夫作曲の「ロックリバーへ」)などのアニメソングを4声のアカペラに編曲し、故障したラジカセを使って多重録音していた。
しかし、なんでそんなに(僕にとって)貴重な(しかも10何年探して初めて存在が確認できた)音源が、全世界で70回しか再生されていないのか。
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